世界を爆走する旅のプロフェッショナル Klee邦子さん(1966年卒)の冒険譚(1)バリ島〜フランス/ハワイ〜カナダ〜NY〜南米・イースター島/モンゴル/アマゾンのオペラハウス

19世紀にアマゾンに建てられたオペラハウス

 

 ストラスブールにはCercle Richard Wagner という「オペラ愛好会」があります。私もメンバーになっており、そのグループとあちこちのオペラを見る旅に出るのです。2007年、この「オペラ愛好会」の企画で、南米のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイを旅行しました。

 その時のハイライトは、ブラジルとアルゼンチンにまたがっている瀑布、イグアスの滝に行くことと、アマゾンのマナウスという街でオペラ鑑賞する事でした。オペラハウスではワグナーの(さまよえるオランダ人)が演じられていました。ワーグナー祭で有名なバイロイトで上演されたものをそのまま上演したのですが、とにかく奇抜な演出だったので良く覚えています。

このオペラハウスはゴム産業がブームの時期19世紀後半にヨーロッパから建築材料を全部輸入して建てられたもので、アマゾンと聞いた時は、まさかこんな立派なオペラハウスがあるとは想像もしていませんでした。当時は、洗濯物もアマゾンの水が汚いからという理由でヨーロッパまで送って洗濯してから送り返してもらうなど、ゴム産業で桁外れに潤っていたようです。

 この「オペラ愛好会」Cercle Richard Wagnerは、支部が世界中の123箇所にあり、年に一回、総会があります。私は時々その総会に参加しますが、2010年にはドイツのバルチック海に面した小さな街 Stralsundで行われました。その町にはあまり東洋人が来ないと見え、その街の新聞記者にインタビューされて、翌日の新聞に写真入りで載りました。

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