世界を爆走する旅のプロフェッショナル Klee邦子さんの冒険譚(3)上智の友人たち/エジプト/ポルトガル

 ポルトで2泊した後 ドウロ川(Douro)のポルトから70kmほど上流に停泊している船に乗り込んで5泊の旅でした。CroisiEuropeという会社の企画した旅で、「ドウロ川 ワインとグルメのクルーズ」と謳っているだけに、ワインは飲み放題、食事は星付きと言っても良い程のレベルの料理が昼・夜。お食事を楽しみたい方にはうってつけです。

旅を共にしたベルギー人の友達と船を背景に。

 ドウロ川はスペインの山の方から始まって大西洋に流れ込む川です。ポルトガル側は210キロほどで、その周りは小高い山が連なり、山の天辺の方までワイン畑になっている所が多いのです。時には岩山が迫っていたり、川幅が狭く蛇行しているので、船長は川底が深い所を注意怠りなく操縦しています。操縦室見学もありました。

 この旅を企画したCroisiEuropeの本社はストラスブールにあり、今の社長は3代目。お祖父さんの代のアルザス人がまずは短いライン川のクルーズ一隻からはじめ、その一隻も最初は貸し船で始めたそうです。今や世界中を網羅する2千人近くの従業員のいる会社となっています。丁寧な企画、サービス満点で、お客は大満足です。

 クルーズのあいだ、停泊する度に、観光・ワイナリー見学があります。120人近くの客が3台のバスに分かれ、それぞれ時間をずらして、30人程度のグループでガイドの説明を聞いたり散策したり、テイスティングしたりで、スムーズにスケジュールをこなせます。

 旅の間は殆ど快晴、木曜日の午後ほんのちょっとお湿り程度の雨があったのもラッキーでした。フランスのほうでは雪が降ったそうです。

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