村松恭平さん(2008年卒)『北欧神話100の伝説』/ Le Monde Diplomatique日本語版について

パトリック・ゲルパ著 『北欧神話100の伝説』という本を翻訳しました(白水社、文庫クセジュ)。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b607729.html

神々がくり広げる魅惑の世界への誘い

ヨーロッパにおいて、ギリシア神話に次いで作品数が多いのは北欧神話である。その寓話や伝説は『ニーベルングの指環』を書き上げたリヒャルト・ワーグナーをはじめ、映画、アニメーション、ゲームなどを創り出す現在のクリエイターたちにもインスピレーションを与え続けている。
「オージンの麦酒」「鷲の嘴から出た種」は、どちらも〈詩〉を意味し、「カワウソの償い」「アース神に課された代償」「いさかいの金属」「ライン川の火」は、〈黄金〉を指す。北欧神話を伝える「エッダ」には、これら以外にも、神々や巨人たちの名前が、さまざまな言い換えや隠喩となって盛り込まれている。
本書は、こうした特色に触れるとともに、ギリシア神話や聖書との類似を示唆しつつ、神、巨人、小人、怪物、妖精たちがくり広げる100の伝説を取り上げ、魅惑の世界へと誘う。

先日観たアニメでもフレイヤという名前が出てきて、「あっ北欧神話!」と即反応しました。
翻訳の仕事の副産物です。

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