忠犬立ハチ高 トークショー「お笑いは人間への賛歌」 特別インタビュー

今年のASFでは、昨年12月に行われた女芸人No.1決定戦「THE W」で初の決勝進出を果たし3位に輝いた今注目のお笑いコンビ、「忠犬立ハチ高」の2人がトークショーを行います。王坂さん(2020年文学部新聞学科卒)と山梨大医学部卒のノムラフッソさんの2人に学生時代から現在に至るまでを聞きました。
日時:13:00〜14:30(質疑応答含む)
場所:6-410教室
参加方法:予約不要・どなたでも参加可能
THE Wでの活躍とその後の変化
ーTHE W 2024での活躍を経て、何か生活に変化はありましたか。
王坂
それまでは所謂地下のお笑いライブが中心で、THE Wが終わってからはメディアに関わる方々とのお仕事が増えた感覚ですね。
ノムラ
今まではライブで自分たちのファンの方の前でやるのが主でしたが、テレビだとやはり「このネタを見てどう思うかな、嫌な気持ちになる人がいないかな」など色々な配慮をするようになりました。
お二人の出会いとコンビ結成
ーお二人の出会いとコンビ結成に至るまでを教えてください
王坂
高校一年生の時の演劇部のオリエンテーションでお笑いが好きと自己紹介したら、「あ、同じような人がもう一人いる」とお互い気付きました。その後大会で2人でコントをやることになり、初めて『ウケる』という感覚を味わって。その後思い切って誘いました。
ー誘うのはなかなか勇気がいると思いますが
王坂
(ノムラさんは)自分以上にお笑いへの愛があったというか。自分が知らないことを教えてくれるし、人間性のタイプがいい意味で違うなと。こういう人と組めばブレイクできるだろうなと思いました。
ノムラ
私も小さい頃からお笑いが好きで、でもそれを表明する人は歳を重ねるにつれて減ってくるんです。残ってるのは自分だけなんじゃないかと思っていた時に誘ってくれたので嬉しかったです。
学生時代の思い出
ー大学時代、記憶に残っている思い出は?
王坂
キリスト教人間学の死生学です。哲学的なことを考えるのが元々好きで、上智に入ったらちゃんとそれを深く学べる講義があったので、面白かった印象があります。
ノムラ
医学部で病院実習があったのと、部活に4個ぐらい入っていていろいろ頑張った達成感があります。その経験が今のお笑い活動、ネタにも活かされていますね。
お笑いの魅力
ー2人にとってお笑いの魅力とは?
王坂
人間の変な部分というか、普通に過ごしてたら「え?ちゃんとしなよ」って言われるような人がお笑いの文脈だと面白くなる、笑いに変わるところです。愛おしさが見えるお笑いが好きで、笑顔って喜びに直結するものでわかりやすいので、そういう「生きる楽しさ」に繋がっているかなと思います。
ノムラ
私も似ていて、嫌なこととか自分が人より劣ってるところとかを全部笑いに変えられるところです。また歌や絵のように自分の経験を投影できる表現方法の一つとしても好きです。どんどんお笑いの技術も進化していく中で、自分たちが面白いと思う、人間の愛おしさみたいなものだけは守る。他の人に真似されない、できないぐらい唯一無二のものを作りたいです。
今後の展望
ー今後どんな風に活躍する未来を想像されていますか?
王坂
テレビが元気だった頃を見て「私もお笑いで皆を笑わせたい」と思ったので、私たちが出ることで元気のない人を笑わせられたらすごいなって。天下を取れたらいいなと思っています。
ノムラ
YouTubeやTikTokなど小さい画面で見るメディアが今の主流ですが、昔みたいにテレビを囲んだり大きい会場に集まったり、そういったより多くの人に届くようなメディアで日本中・世界中の人にネタを見てもらえる存在になりたいです。
ASFへのメッセージ
ーASFのトークショーをどんな方々に聞いてほしいですか
王坂
幅広い年代の方向けのイベントですが、やっぱり特に同年代の人には来ていただきたいです。お仕事も忙しいと思いますが、ぜひ聞いてもらいたいです!
短い時間ながらも2人のお人柄、信念の強さに引き込まれたインタビューでした。ASF当日のトークショーは配信なしの予定で、ぜひ四谷キャンパスにいらして2人のトークをお楽しみください!
日時:13:00〜14:30(質疑応答含む)
場所:6-410教室
参加方法:予約不要・どなたでも参加可能