西澤茂先生 高大連携担当副学長 インタビュー

プロフィール

高大連携担当副学長 経済学部経営学科教授

1992年、慶應義塾⼤学⼤学院商学研究科博⼠課程修了、東京理科大学工学部、経営学部を経て、1998年上智大学経済学部専任講師、2006年教授、入学センター長、2012年財務局長、2021年より高大連携担当副学長。

⻄澤先⽣はご在学時代商学を専攻されていたとのことですが、どのようなことを学ばれていたのでしょうか?

私の専⾨は会計学でして、会社の経営を財務的側面から分析するということに興味を持っていて、そういったことを研究していました。元々は会社の経営者になりたかったので、その気持ちが会社の経営について学ぶきっかけになっています。会社の経営というと、会社の経営戦略、マーケティング、財務・会計の三つのセクションに分かれます。個⼈的には、お⾦の流れが⼀番実際の会社の実績にとって重要だろうと考えたので、会計という分野に進むことにしました。

そのようなことを学ばれた中で、研究者の道を進むことになったきっかけは何かありましたか?

⼤学で学ぶうちに、会社の経営に関わったり、会社の経営者と直接話をしたりして仕事をすることが夢になっていきました。その結果、会社の経営者にアドバイスができる⼈間になりたいと考えるようになり、⼤学に残ることを選択しました。

先⽣は上智⼤学に着任される前には東京理科⼤学にもいらっしゃったとのことですが、そちらではどのような研究をされていたのですか?

⼯学部の助⼿をしていた時代は、経営⼯学を研究していました。現在で⾔うデータサイエンスのはしりのようなものですね。会計は、財務情報やデータを使うじゃないですか。⼯学系も、いろいろな数値データを扱って分析するという分野だったので、共通した研究でした。また、理科⼤にいたときは⾯⽩い研究もたくさんありました。理科⼤に⼟地の開発をしてくださいというプロジェクトが⼊ってきていました。⾃分が驚いたのは、ゴルフ場の開発です。品質管理の研究を隣の研究室でやっていて、⾃分たちはどうやってゴルフ場の会員権を販売して、クラブハウスやコースをいくらで作ったら良いのかといったお⾦の分析をしていました。いろいろなことに関わることができて、⾃分が理想としているような、実務と研究の融合というようなことができました。なおかつ、⼯学系だったので、統計や品質管理といった理科系のアプローチもできました。

現在上智⼤学ではどんな講義をされていますか?

会計情報・財務情報を扱っています。具体的には、公表財務データをベースにした企業分析を基本としています。企業が公表するデータの⾒⽅を教えています。

上智⼤学で教鞭を取られたり、副学⻑として過ごされたりする中で感じる「上智⼤学の魅⼒や強み、特徴」は何だとお考えですか?

上智⼤学の魅⼒として最初に思い浮かぶのは、キャンパスにいる学生さんです。その魅力的な学生を中心に取り上げた、学部紹介動画をYouTubeにアップしました。これらの動画は、従来の教員中心の学部紹介ではなく、現役およびOB・OGの学生さんに、上智大学の4年間の学びの場としての魅力を語ってもらう形で制作しました。最新の映像技術を使っており、四谷キャンパスの魅力もより伝わると思いますし、こんな身近に優秀で魅力的な学生がいるのか、と驚くはずです。上智大学の生徒は、バランスが良い生徒が多く、謙虚でありながら、やる気がありアクティブな側面ももっていると思います。また、文武両道の学生が多いことも、魅力の一つです。ぜひ、YouTube、観てみてください。

先⽣は⾼⼤連携担当副学⻑ということで、どのようなことをメインにご担当されているのですか?

私の主な担当は、⾼⼤連携、つまり高校と大学の連携を強化することで、高校への大学説明会の実施から、入学試験の責任業務を担っています。さらに、大学広報や、大学関連の様々なデータ分析を行う IR(Institutional Research)業務も行っています。YouTubeにアップした学部紹介動画は、高大連携と広報の双方に関連した業務で、昨年、副学⻑に就任して最初に手がけた仕事でした。

⾼⼤連携担当として今⼒を⼊れている取り組みはどのようなものがあるのでしょか?

 わたしの役割は、上智大学の魅力をより広く国内外に伝えて、潜在的に成長可能性をもつ学生を募集し、その学生達を大学で大きく成長させて、社会に貢献できる人材を育成することにあると考えています。今後も、より高校との連携を強化できるような積極的な広報活動を行っていきたいなと思っております。 

現在感じられている課題があれば教えてください。

やはり 一⽇でも早く、コロナ禍で制約された世界から脱出することだと思います。この2年間のコロナ禍で、世の中は大きく変化しました。この 間は、オンラインのみの世界となり、従来型の対⾯でのコミュニケーションは、ほぼなくなってしまいました。しかし、対面がなくなったことで、急速にITインフラが発達し、オンライン環境が世界中で整うようになったというプラスの面もあったのも事実です。これからは、コロナ禍での制約から徐々に解放される中では、対面でのコミュニケーションが復活しますが、一方で、オンラインの利便性も残り、対面とオンラインのハイブリッド型の世界に大きく変わっていくと思います。そのようなハイブリッド型の社会で活躍できる人材とは、どのような人々なのでしょうか。これから大学では、そのような人材の育成方法を模索するとともに、より多く、新たな社会を先導できる人材を育成してきたいと考えています。

まとめ

私はこのインタビューをして特に、学部紹介動画に興味を持ちました。動画を⾒て、今の上 智⼤学の学⽣は何をしているのか、何に興味を持っているのかについて詳しく知りたいで す。また、対⾯とオンラインのハイブリットに適合できる⼈間にならないといけないということは、もちろん全員が考えることですが、特にこれから社会を引っ張っていく学⽣が考え なくてはならないことだと感じました。本⽇はありがとうございました。

インタビュー担当:経済学部経済学科 3 年 児嶋眞由

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