par hasardをpas à pasで歩む   ンジャイ林恵美子さん(1994年卒)

セネガルの海岸PETITE COTEでの地引網、通りがかりの人も加わって。

◆ 日本とアフリカの共通点や、日本社会がアフリカから学べることはどんなことでしょうか?

共通点としては、土着の文化を大切にすることや皆で鍋を囲むような連帯感、そして婉曲的な表現を好むところがあるかもしれません。フランス人のようにストレートに言い過ぎず、相手に嫌な思いをさせないように話す姿勢は、日本人と似ていると感じます。

あと、セネガルには相撲もあります。拳を使うことが許されています。最初はちょっと踊りも入ったりして間を楽しむ文化です。そんなところも魅力です。

脱線しますが、セネガル駐在時代は、隣国のマリがメインの担当でした。今は、アルカイダやワグネルなどに関連する内戦で、すっかり変わってしまったマリですが、2000年前半は安全で、地方の街もいろいろ回りました。音楽でいうと、マリが、サリフケイタ、セネガルがユッスーン・ドールですので、セネガルの方が開放的な海の雰囲気があり、話好きの人たちという気がします。今日は、アフリカを一緒くたで語ってしまっていますが、一国一国に個性がありいいところがあります。

隔年で開催されるブルキナファソでの「フェスパコ」アフリカ国際映画祭にセネガルから参加(2005年)

1 2 3 4 5 6 7
目次