Paris2024:魔法のような時間 Parenthèse Enchantée を振り返る

Parenthèse Enchantée

藤本:昨年よく耳にしたフランス語 Parenthèse Enchantée、とても印象に残っています。テレビとかラジオとか、何度も何度も繰り返していましたが、どう思われましたか?

Blanchard:まさにそうでしたね。普段の世界から切り離されて括弧の中に入っている。そしてその中がすごく楽しい場所、素晴らしい世界みたいな。
Enchantée って「魔法をかけられた」という意味。普通はディズニーランドのような場所、魔法の国みたいなイメージですけど。まさに去年のオリンピックのときはそういう感じでしたね。どこに行ってもみんなが楽しそうにしてるし。いろんな国の人が来て。普段はあの仏頂面のフランス人もにこやかにしているし。

藤本:お巡りさんもニコニコしていたし。写真撮ったりとか。Bonjour って言って普通に Bonjour って返ってくるし(笑)。

Blanchard:本当にこのキーワードはぴったり合っていましたね。今は残念ながらその括弧が閉じてしまいましたけれど。

藤本:パリにいるとすごく感じましたね。でもどうなんでしょう、テレビを見ていた地方の人たちも、お祭り騒ぎの感じはあったのかな。

憲兵隊員もニコニコ
(左)ボランティアルームで、聖火と一緒に記念撮影 
(中)アテネから運んできた本物の聖火はこちら (右)聖火台
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