多くのソフィアンが学んだ市谷キャンパス。1974年9月に竣工され当初は国際部が使用していました。比較文化学部(現在の国際教養学部)が四ツ谷キャンパスに移転してしばらくの間は様々な利用(理工学部の施設)で存在しておりましたが、2019年9月に廃止されました。その後土地建物ともに売却され、上智大学では無くなっております。
四谷キャンパスから歩いて数分、市谷キャンパスの空間は、四ツ谷人にとって、ひときわ異彩を放っていました。手書きの独特の文字で書かれた英文の掲示物、階段に座り何故かサマになっている学生、マッキントッシュのコンピュータルーム、木陰の隙間でフットサルに夢中な学生、豆料理の多い食堂、池で泳ぐコイと大量のカメ、簡易机が繋がっている椅子、今は10号館前に移設されたザビエル像、構内に住んでいると思われるネコ、などなど。あくまで四ツ谷から観た市谷キャンパスの印象になりますが。
多くの学生が行き来した市谷と四ツ谷キャンパスを結ぶ道路も、だいぶ変わったようです。今も残るニコニコ文具店。
そして、市谷から四ツ谷キャンパスに戻ると、メンストがいつもより広く感じました。 さて、2021年12月現在の跡地ですが、14階建てのマンションを現在建設中です。2022年11月完成予定とのこと。既に全室完売です。建物が完成した後、どこかに市谷キャンパスの名残が残っているか見に行くことがあるかもしれません。