〔投稿者〕 岸本泰志(1971年化学卒):理工学部同窓会副会長
自分が学び、研究に勤しんだ理工学部が現在どの様な状況か知りたい同窓会員も大勢いると思いますので、今回は現在の理工学部をある側面から簡単に紹介したいと思います。
1.どんな学科体制か
2008年に理工学部の学科体制は、時代の変化とニーズに対応して物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科の3学科に再編されました。
1962年の理工学部開設以来続いてきたお馴染みの機械工学科、電気・電子工学科。物理学科、化学科、数学科(1965年開設)は再編により消滅し、今は上記3学科出身者が同窓会の仲間となっています。
新しい学科と旧学科は下記概略図のような関係となっていますので旧学科の卒業生は現在どの学科に移行しているのかご確認下さい。
そして、現在の3学科の教育研究の目的は上智大学ホームページ(⇒学部・大学院/理工学部:https://www.sophia.ac.jp/jpn/program/UG/UG_ST/index.html)から引用すると下記と様になっています。
〔物質生命理工学科〕
・物理学、化学、生物学、環境学、材料科学などの学問分野を融合的に学び、原子・分子から高分子、生命現象にわたる物質の基礎を理解し、応用・展開する能力を養うこと
〔機能創造理工学科〕
・物理学、数学への深い理解を基礎に、材料、デバイス、エネルギー、機械、システムに関する知識を習得することにより、まったく新しい価値や機能を生み出す能力を養うこと
〔情報理工学科〕
・情報科学,電子情報学,数学,生物学を基礎とし,人間・通信・社会・数理の情報分野を学び,文理の学際的視点も併せもち,情報を総合的かつ専門的に分析・統合・展開する能力を養うこと
2.現在の学生数及び専任教員数
理工学部の学生数は1,610名で全学部学生数の13.1%、専任教員数は98名で全学教員数の20.2%(いずれも2020.05.01現在)となっており、詳細は下表でご確認下さい。
理工学部設立当初と比べると、学生数は増加、特にリケジョが大幅に増加しており、専任教員も増えて充実した教育・研究が行われています。
3.研究活動状況
同窓会員の皆様からの問い合わせもありますので、現在の理工学部3学科にはどんな先生方がいらしてどんな研究をされているのか、活動状況をご案内します。
それぞれの先生方が各専門分野で高度で先端的な研究活動をされていますが、紙面の都合上ここでは全てを紹介できませんので、下記資料にアクセスして詳細をご確認下さい。
(1) 理工学振興会機関紙 SOPHIA SCI-TECH Vol.31, 14,16,18 (2020)
(http://www.st.sophia.ac.jp/scitech/?page_id=59)
(2) 上智大学ホームページ⇒高校生のための理工学部ご案内 P26-38 (2020)
(http://www.st.sophia.ac.jp/pamphlet_2020-2021/html5.html#page=1)
尚、資料(2)は各教員の研究テーマだけでなく、理工学部全般について、歴史からカリキュラム、各学科の紹介や研究室の様子、就職先等わかり易く紹介されており、大変参考になりますので是非ご参照ください。
また、オールド同窓会員の中にはご出身の研究室が今どうなっているのか気になる方は下記理工学部同窓会事務局までお問い合わせください。
理工学部同窓会事務局:rikougakubu-alumni@sophiakai.gr.jp