11月16日に会員大会が開催されました

モビリティ研究会

活動概要
コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化などモビリティを変革させる技術と、24年問題に代表される労働力不足、地球温暖化抑制などの社会環境の大きな変化の波双方を睨んだうえで、我々が何に貢献できるか、という観点で本研究会は2021年6月5日より月一回のペースで会合を進めてまいりました。

初期仮説
当初我々が描いた世界観は、低速自動運転による宅配、電池容量を増やせば重量が嵩んでしまうEVは現代主流の乗用車より小型化し、自動運転によるシェアリングにより長距離移動は大量交通機関へ、その間をコネクテッド技術を使ってシームレスにシェアリングカーから乗り換え可能、という社会システム全体の変革を伴うビジョンの創出でした。

これまでの議論
現実の世界でこの3年間に自動車産業に起きた最も顕著なことは、EVとコネクテッドの変革期に乗じた中国の自動車産業の急激な伸びでした。しかし自動車自体の変化を見ると、EV化により車両重量は嵩み、それにも関わらず航続距離を伸ばす方向でより巨大なバッテリーを搭載するという産業界による力技勝負の進化であり、その結果産業競争力の国家間競争の激化が起きました。

今後
当モビリティ研でも最近は主に日本、および世界の自動車産業変革の急激な変化に関する話題が多かったように思えますが本来の低炭素社会の実現、人手不足時代におけるあらゆる立場の方々へのモビリティの自由や効率的な物流システム構築、など本来モビリティ研の立ち位置であった社会課題の解決という観点の話題に復帰すべきと考えております。
当研究会の主旨に賛同いただける方のご参加、お待ちしております。

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