村松恭平さん(2008年卒)『ウクライナの地政学』

『ウクライナの地政学』(白水社 文庫クセジュ)
著:エマニュエル・アルマンドン
訳:村松恭平(2008年卒)

エマニュエル・アルマンドン著 『ウクライナの地政学』という本を翻訳しました(白水社 文庫クセジュ)。
2023年10月26日発売です。https://www.hakusuisha.co.jp/book/b633326.html

本書は、ソ連が崩壊した1991年以降、独立したウクライナが欧州そしてロシアとどのような関係を維持してきたのかを考察しています。また、ウクライナの外交政策を特徴づけた重要な段階を描きながら、歴代政権が推し進めてきた方針にウクライナ国民がどのような判断を下したのかを、さまざまな調査結果から明らかにしています。

ウクライナの専門家による明快な分析です。

第一章「ウクライナの“欧州への回帰”」はウクライナと欧州の関係、第二章「ウクライナとロシアの関係」はウクライナとロシアの関係に焦点を当てており、非常にわかりやすい構成になっています。

今もなお続いているウクライナでの紛争をより深く理解するために、ぜひお読みいただきたい一冊です。

目次
閉じる