この渡り初め式に国王様はじめ39名もの閣僚、長官、知事、部長ら政府高官らが出席してくれまして、わたしたちもびっくりするほどの大変な盛況ぶりでした。ほんとうにこんなにたくさんのカンボジアの人たちが来てくださるとは私たちも考えていませんでしたが、やはりカンボジア人の保存官が指導を受けながら自分たちの手でなおした、そういう70年ぶりの快挙ですので、「アンコール・ワットと共にある」という民族の誇りをひしひしと感じておられたのでしょう。
カンボジアの閣僚が三十数名いるのですが、そのうちの半分以上がこのように出席してくださいました。皆さん36℃の暑いなかネクタイをしめてスーツを着ていました。私も同じ服装でしたが、とにかく汗びっしょりでした。王様を中心に閣僚が並んで記念撮影をしました。