石澤良昭教授 記念講演会「なぜフランス語か」 (5)70年ぶりの快挙:カンボジア人が自分たちの手で修復したアンコール・ワット西参道

プノンペンの王宮内謁見の間においてN.シハモニ国王様に謁見
(2023年11月2日 午前10時〜11時)。
修復に関してご報告・説明をして質問を受けているところです。
© カンボジア王国政府提供
アンコール・ワット西参道竣工完成式典において、
神々に捧げる奉納の舞踊「アプサラダンス」
(2023年11月4日 アンコール・ワット西参道特設舞台)  
© カンボジア王国政府提供

この渡り初め式に国王様はじめ39名もの閣僚、長官、知事、部長ら政府高官らが出席してくれまして、わたしたちもびっくりするほどの大変な盛況ぶりでした。ほんとうにこんなにたくさんのカンボジアの人たちが来てくださるとは私たちも考えていませんでしたが、やはりカンボジア人の保存官が指導を受けながら自分たちの手でなおした、そういう70年ぶりの快挙ですので、「アンコール・ワットと共にある」という民族の誇りをひしひしと感じておられたのでしょう。

カンボジア国王N.シハモニ陛下がアンコール・ワット西参道入口において諸神と守護精霊に完成式のお祈りを捧げているところ
(2023年11月4日) © カンボジア王国政府提供 

カンボジアの閣僚が三十数名いるのですが、そのうちの半分以上がこのように出席してくださいました。皆さん36℃の暑いなかネクタイをしめてスーツを着ていました。私も同じ服装でしたが、とにかく汗びっしょりでした。王様を中心に閣僚が並んで記念撮影をしました。

N.シハモニ国王様を中心にアンコール・ワット西参道工事の関係者14名が一同に会し、記念撮影。
N.シハモニ国王様の右隣が石澤先生。(2023年11月4日 アンコール・ワット西参道中央テラス)
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