上智大学はイエズス会ですから、海外との交流、困っているカンボジアを助けるという意味では、一応、一つの目処が立って、ここに終わるということになりました。しかし、国際交流協定(MoU)はまだ続きますので、引き続き保存官候補者たちを養成していくことになります。
この長い道のりにおいて、奉仕活動としてたくさんの方々にご協力いただきました。
日本人の専門の先生を派遣して滞在し講義や現場監督をしていただくことに大変お金がかかりました。このため、クラウド・ファンディングによって皆様からご支援をいただきました。
その方々に成果を見ていただきたく、現地にご案内して、渡り初めと完成式に参加いただき、その後ホテルでレセプションを開催しました。日本・外国から数多くの方々がご参加いただき、日本国政府を代表して駐カンボジア日本国大使の植野大使が挨拶をして下さいました。また、当日は現地にありますアジア人材養成研究センターでも皆さんと記念撮影をしました。
11月4日の完成式典、渡り初め式が報道されていましたが、翌日、翌々日も、プノンペン放送やカンボジアの新聞が引き続き報道していました。いかに熱が入っていたかが明らかです。やはりカンボジアにとっても待ちに待った修復であったのだと思います。