■ どうしたら香る人になるか
先ず、健康でありたいものです。代謝が正常に行われるためには睡眠も必要、偏食を避ける必要もあるでしょう。
食べた物のニオイは呼吸と汗、排泄物に直ぐ出てきます。 ですからニュートラルなニオイのベースのためには様々なものをバランスよく取りたいもの。普段自分が使っているもの、歯磨き粉、石鹸、化粧品、柔軟剤等に嫌なニオイの ものはないか見直してみることも大切です。普段自分が良いと思って使っている香りはその人の香りになります。
場所に合う自分の服装を考えるように自分の香りを考えるということは、必ずしも香水類を使うという手段だけに限られるわけではないのです。
心に留めていただきたい香水の纏い方をお伝えします。
香水は衣服にではなく、皮膚につけるものです。シャワー後の清潔な肌の、しかも衣服に覆われる、どちらかというとウエストや体温の高い所、脚の内側、膝の裏などが お勧めです。
着衣の上半身に威勢良くスプレーしますと 「香水が歩く人」になってしまいます。特に東京のように混雑した空間が多い場では、下半身にポイントを置いて 衣服からこぼれるように香らせる程度が良いでしょう。
寛ぎたいとき、大切な人と会うとき、仕事のときに、と 3 種類位を使い分けするのが良いかと思います。
先ず香りを自分の感覚に聴いてみることから始めてみてください。
より良く生きるために、周囲と自分を香らせることは楽しいはずです。本日の体験をご活用いただけたら幸いです。
■ 平野佐和さんのプロフィール紹介 ■
プランナーとして香りの価値創造に携わる。
香りの専門誌『PARFUM』編集メンバー。
二期倶楽部アロマトリートメントサロン nikissimo 監修、
文化学園大学 講師、静岡医療学園専門学校 講師を経て
現在 文化服装学院講師。
公式 web サイト : http:// www.sawa-hirano.com/
Instagram https://www.instagram.com/sawaroma/
1. 香りの専門誌『PARFUM』
2. エッセイ「香りの愉楽」を4回に渡り連載した
『AEAJ』(公益社団法人日本アロマ環境協会 機関誌)
3.論文「薔薇の香りを音楽に~ Le Piano Aromatique ~」を寄稿した
『VENUS』VOL.22(国際香りと文化の会 会報誌)
http://www.sawa-hirano.com/history_03.html に詳細を掲載しています。