上智大学ソフィア会#メンスト

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ASFってどう運営してる?~オールソフィアンズフェスティバルとはなんぞや~

毎年5月の最終日曜日に開催する上智大学のホームカミングデー「オールソフィアンズフェスティバル(ASF)」が、5月28日に開催されました。

ホームカミングデーというのは、卒業生やその家族、教職員などを大学に招いて企画を催すイベントで、上智大学に限らず多くの大学で開催されています。キャンパスツアーや在学生・卒業生によるアトラクション、著名人による講演会など、さまざまな企画が実施されます。

一般的には9月~10月頃開催する大学が多いのですが、上智は毎年5月の最終日曜日。5月は卒業生メインのお祭り「ASF」、11月は在学生メインのお祭り「ソ祭」といったところでしょうか。

今年は台風2号の発生もあり天気の心配もありましたが、当日は強い風が吹きつつも日中はからりと汗ばむ陽気となりました。ASF当日は過去数年間、雨に見舞われたことがないという統計もあったりします。

ASFは毎年組織されるASF実行委員会が企画・準備・当日の運営を行います。実行委員会は、卒業生に加えソフィア祭実行委員会や上智大学放送研究会をはじめとした現役生も実行委員のメンバーとなっていて、定期的に行うミーティングには、1970年代卒~2020年代卒のソフィアンが集まります。

前夜祭も含めて4日間に渡って開催されるソフィア祭とは違い、年に1回・1日限りのASFですが、その準備は半年間もかけて行われます。

今回は、そんなASF実行委員会がどのように活動しているのか、ASF前日・当日はどんなことをしているのかをご紹介したいと思います。

ASF実行委員会の立ち上げ

ASF実行委員会は毎年12月にキックオフを迎えます。年末は皆さん忙しくなるので、基本的にはクリスマス前が多いです。コロナ禍前はキックオフを含むミーティングはソフィアンズクラブの会議室で行っていましたが、2020年からオンラインミーティングがメイン、徐々にオンライン参加と対面参加どちらでもOKという形に移行していきました。

キックオフはASFを統括しているソフィア会事業企画委員の主導のもと、その年の実行委員長と副委員長、ソフィア祭実行委員長である学生委員長が中心となりその年のASFの見通しについて話し合います。初めて実行委員に仲間入りした方々も参加されますが、新規参加のタイミングは特に設けていません。2023年は初参加の方も多くいらっしゃいましたが、だいたい1月から3月にかけて初めて実行委員会のミーティングに参加される方が多かったようです。ちなみに実行委員会への応募もキックオフ前後でソフィア会HP等で開始します。

参考:2022年度の実行委員募集案内

ASF実行委員会のミーティング

ミーティングの頻度は年によって変わってきますが、基本的には隔週で行います。社会人がメインなので、オフィスタイムのミーティングは難く、打ち合わせは平日の夜。毎回約2時間です。夕飯の時間帯に丸被りですのでオンライン参加の方は、食事を取りながら参加している方もいると思います。今年は世の中の規制緩和もあり対面参加をする方も多かったので、ソフィア会事務局で軽食を用意することもありました。主に四ツ谷駅アトレのPAULのサンドイッチや塩パン(パン・サレ)です。特に塩パンはもっちり生地と包み込まれたバターのじゅわっと感が学生にも大人にも人気で、小腹満たしにぴったりな軽食でした。

ASFは、メンストに設置するステージや模擬店のほか、学内ツアーやSJガーデンの開放、各教室ではグループ集会と呼ばれる小規模な同窓会の集まり(学部・学科や、ゼミ、サークル、部活などの集まりが多い)など、様々な企画が催されますので、実行委員は企画ごとにチームを組み、チーム内で個々に打ち合わせ・準備を重ねます。隔週の実行委員会ミーティングでは、各チームの進捗報告や全体で審議すべきことの相談がメインになります。各企画の代表者が進捗や相談事項を順番に共有していく流れです。

キックオフ時はまだ卵の状態のASF。その年の講演会ゲストが決まったり、広報誌やウェブサイトが出来上がったりと、だいたい3月頃から全体像が見え始めてくると、当日まではあっという間です。

ASF当日が近づくにつれて、各企画で使う備品や景品、食品などがソフィア会事務局・ソフィアンズクラブに続々と集まります。備品管理のため会議室1室をASF用に確保することに加え、模擬店で使う食品の保管に向けてソフィア会事務局では冷蔵庫の整理・場所の確保が必須。日々ソフィアンズクラブで提供しているドリンクを保管する業務用の冷蔵庫・冷凍庫もフル活用です。

会議室は物で溢れ返り、分かりやすいようにラベリングしてはいるものの、置いたものが見つからない・届いたものが見つからないこともしばしば。今年は、ある企画で景品として発注したマカロンが見つからなかったり(会議室の片隅で発見)、テント用の重石として購入したものが、予想の200分の1のものだったり(重石というより文鎮。20キロのはずが200グラム)とハプニングがありました。

ASF前日

ASF前日は、ステージやテントの設営、オンライン配信のリハーサルなど、朝から準備に追われます。これまでASF実行委員が一堂に会することはないので、この日が初めましてになる方もいます。

ASFはソフィア祭実行委員をはじめとした学生にたくさんの協力をいただいています。特に設営周りでは学生たちの人手にかなり助けられ、学内はそれこそ学祭前のような雰囲気に包まれます。普段から学生の姿は目にしていますが、お祭り前ムードの学生たちの姿はいつも以上に活気に溢れていて見ていて眩しいです。

眩しい

前日はソフィア会事務局でお弁当を290人分発注。「魚屋さんのお弁当」で知られる「金兵衛」と、ロケ弁人気ランキング上位の中華「KIZAN」を半分ずつ用意しました。金兵衛のお肉のお弁当が一番人気でした。学生はやはりお肉好きが多いようで、どんどんお肉が無くなっていきましたが、個人的には金兵衛は銀ダラの西京漬け推しです(金兵衛といったらお魚ですよね)。KIZANもきくらげと卵の炒め物やエビチリ、春巻きなどなどおかずたっぷりで、がっつり一品!的な感じではなくて、女性にもうれしい中華弁当です。

ASF前日は全員集合の決起会で締めくくります。例年、前年のソフィア祭実行委員長がステージに上がり激励の言葉をかけてくれます。差し入れのシュークリームを配る(投げる)のも恒例になりつつあります。今年は丁寧に配り(投げ)見事に受け取り(キャッチする)、メンストが汚れるような事態にはならずに済みました。

受け取り上手

ASF当日

当日の全体集合は朝8時。それまでに実行委員用のTシャツを受け取り、着替えを済ませて集まります。四ツ谷付近にホテルをとって前泊するベテラン実行委員の方もいらして、私が出勤した午前7時に既におにぎりを片手に準備をされていました。

全体集合後は、各持ち場へ。メンストでは前日に用意したテントの立ち上げ作業、机や椅子の組み立てが始まります。机が足りなかったり、あるはずの備品がなかったりと、ここでも少なからず何かしらあるASFですので、朝からあちこちと動き回ります。

午前10時開場。正直ここまでの準備が忙しく、始まってしまえば体感的にはあっという間です。今年からお酒の販売も再会したこともあり、お昼時のメンストや8ピロ、Sテラスは、ビールを片手に模擬店やキッチンカーの食事を楽しむ姿が多く見られました。今年はキッチンカーを含め飲食店が豊富で、やっぱり屋台の食べ物はお祭り気分を盛り上げるなと実感しました。ハンバーグ、スープカレー、ソーセージ、餃子、焼きそば、クレープ、かき氷などなど。これが雨だと悲しいですよね。

実行委員には前日準備同様、おいしいお弁当を用意します。前日準備には参加しなかった実行委員もいるので、当日は320食。ロケ弁でもよく利用される津多屋のネギチャーシュー弁当とのり弁、日比谷松本楼のハンバーグ弁当です。ソ実の学生分については12時頃に台車をもって学生がお迎えに来て、一気に200食分ほど持って行ってくれます。あんまり売れないのり弁。大人になると味覚が変わると言いますが、いつから大人になるんでしょうね。のり弁、おいしいですよね。筆者はハンバーグ弁当にしました。

ステージは朝10時から夕方4時まで、タイムスケジュールに沿って企画が進んでいきます。学生サークルとOB・OGの団体によるパフォーマンスが混在していて、学生のアイドルサークルのパフォーマンスかと思ったら、OB・OGのジャズの演奏があったりと、ちょっと面白いステージです。


ステージの進行役は現役でナレーターとして活動しているソフィアンが、オンライン配信の司会役も現役アナウンサーが務めるなど、外注せず全てをソフィアンで作り上げる感じが、ホームカミングデーならではの面白みかと思います。

夕方4時半、ステージではグランドフィナーレが行われ応援団とチアリーディングの学生によるパフォーマンス、校歌の合唱など、まさに締めの時間になります。校歌って、小学校や中高では何かの集まりのたびに歌っていて絶妙に脳の片隅に住み着いていますが、大学の校歌はあまり馴染みがないなと感じる方、少なくないのではないでしょうか?ぜひASFにグランドフィナーレで上智の校歌に触れることを年1度の恒例にしてください。

さて、そんなこんなで当日はまさに光のような速さで時間が流れ、夕方5時に終了です。コロナ禍に入ってからは打ち上げのような場は設けておらず、各自の片付け終了後、自由解散になります。とはいえ、ひと段落するとソフィアンズクラブに立ち寄ってくれる方も多く「いやぁ、お疲れさま」と声を掛け合ったり、お弁当の残り具合を確認したり、早々に今年の反省点を洗い出したり、来年の話をしたりといった時間を過ごし、19時~21時ぐらいにかけて居酒屋や自宅へと向かい出します。

余談

余談ですが、前日準備・当日の片付けで台車を押すことが多いのですが、10号館講堂前の緩い坂道が本当に曲者なのです。先ほど話に出たテント用の重石(その後20キロの重石を手配しました)を運ぶときなんかは、もう大型犬3頭に思いっきり引っ張られているような感覚。こちらも必死に引っ張らないと壁に直滑降ー!という感じで壁に激突してしまいます。

難所直前。呼吸を整えて臨みます。思いっきり台車を自分側に引っ張りながら、ちょぼちょぼ進むのがコツ

正式な打ち上げこそないものの、全体の振り返り・反省会は約1か月後の6月末に行います。打ち上げも各自行っている様子です。卒業後に同じ大学の出身者と親しくなる機会があったり、現役学生と交流できたりするのはASF実行委員会ならではの面白いコミュニティーではないでしょうか。

・・・なんだか備忘録のようですが、ソフィア会事務局職員の筆者も前日・当日はコバエのようにうろうろと学内を歩き回った2日間でした。ちなみに、今年はソフィア会事務局長が3万歩、他の事務局員も2万5000歩前後の記録でASFを無事終了しました。ソフィア会事務局も裏方ではありますが、ひっそりと陰で走り回り、ASF実行委員の皆さんとASFを満喫しています。

来年、2024年も5月の最終日曜日、5月26日にASFを開催する予定ですので、来場者として、もしくはASF実行委員として、たくさんのソフィアンの皆さんにASFにご参加いただければと思います。

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