クレイに出逢ったきっかけは? よさのさんにとって人生のなかで、どのような意味を持つ出逢いだったのでしょうか?
40代後半から50歳になる頃、歳を重ねることで老けてしまうのではないか、と不安を覚えた時期がありました。ちょうど世間でいう更年期の年齢です。その頃から白髪がどんどん目立ち始め、顔のくすみが気になっていました。3回の妊娠出産で伸びきったお腹の皮のたるみもどうにかしたい!と思うような状態でした。
そんな折、昔勤めていた会社の同窓会があって、25年ぶりくらいに懐かしい人達に再会する機会がありました。
1980年代の終わり、バブルの絶頂期だった当時、私はフランス系の金融機関に勤めていたのですが、華やかでお洒落でスタイルも抜群のキラキラした先輩の女性たちが何人もいたのですね。
ところが久しぶりに会ったそんな彼女たちが、すっかり体型が変わり、お顔に何か注入した跡がわかる方もいて、それがもちろんいいとか悪いとかではなく、ただ単純に、
『当時あんなに輝いて見えていた彼女たちでさえ、こうやって変わるものなのか。歳を取るってこういうこと?』
と切ない思いにとらわれたのです。
そんな頃、たまたま目にした とある美しいセラピストさんのブログで、『クレイテラピー』というものを知りました。
少しずつ読み進めるうちに、『クレイで顔や背中をパックしてもらうと、とっても気持ちがリラックスする。お肌もキメが整い、ハリも出てくる』というような内容が投稿されていて、興味をそそられるようになりました。
そして、クレイはもしかしたら、今の私の悩みを解消してくれるのではないか?と考えるようになりました。つまり、私のお腹のたるみや顔のくすみをクレイで改善できたりしないのだろうか?と。
さらに興味深かったのは、クレイがフランスのものであること、クレイを日本に広めている第一人者が大阪在住のDominick Astrucというフランス人の女性であることでした。
フランスに縁のあるものだと知って親近感が湧き、より一層、関心を持ったのです。
クレイについてこの先生から話を聞いてみたいけれど、大阪まで通うのは遠いな、などと足踏みしていた矢先、先生が上京してクレイテラピーの講座についての説明会が開かれると知り、参加してみました。ユーモアのある日本語の達者な方でした。
そこで改めて、
・クレイテラピーという伝統療法があること、
・その療法で先生自身が長年患っていた顔の湿疹を癒したこと。
・そしてそれはクレイという粘土鉱物に秘められたデトックス力やミネラルの力などに起因することなどのお話をして頂きました。