世界を爆走する旅のプロフェッショナル Klee邦子さん(1966年卒)の冒険譚(1)バリ島〜フランス/ハワイ〜カナダ〜NY〜南米・イースター島/モンゴル/アマゾンのオペラハウス

国家公認アルザス地方ガイド・通訳  Klee(駒田)邦子さん(1966 年卒)

上智大学フランス語学科同窓会・会報No. 40(2022年8月25日発行)掲載の記事に大幅に加筆
※掲載内容は発行当時の情報です。

(2)ウクライナの旅とガイドの仕事 はこちらから
(3)上智の友人たち/エジプト/ポルトガル はこちらから

 国家公認のアルザス地方ガイド・通訳資格を取ったのは、50代も半ば、1998年のことでした。観光案内の他に都市計画・交通、教育、料理・菓子、会社や工場・美術館見学など、様々な分野で日本からのお客様を案内する仕事です。この仕事は「一石二鳥」どころか「一石三鳥」。よく歩くので健康に良い、日本各地からいらっしゃるお客様のお話が聞けて楽しい、お小遣いも増える、と良いことばかりです。コロナ禍で日本のお客様がゼロになって2021年に引退しましたが、最近友人に頼まれてフランス語でのガイドにボランティアで初挑戦。これからも機会があったら続けようと思っています。

 卒業後フランス大使館に勤めていたときに夫と出会いました。旅好きの主人は常に旅を計画し、あちこちに行きました。1971年、シンガポールからインドネシアを旅行しながらフランスへ。鶏やら豚も一緒のゆっくりなバスで朝着いたバリ島はこの世の楽園でした。ハワイ、トロント、ニューヨーク経由で南米一周してたどり着いたイースター島。モンゴルの草原のキャンプやトラックで走ったゴビ砂漠… 忘れがたい旅がたくさんです。

 最近はポルトガルやエジプト、イタリアなど。ストラスブールまで遊びに来てくれた上智の友人たちは、毎日のように誰かがメールを送ってくる楽しい仲間です。そのうちの何人かと2019年にアイルランドへ行きました。

 旅の思い出を綴ってみましょう。

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