ゴビ砂漠へバスの旅
前半、北の方でのキャンプ生活をした後、ウランバートに戻って、今度は1台のバスとトラック一台で南の方のゴビ砂漠へ。昔のモンゴル帝国の首都カラコルムのほうへ旅を続けました。
このバスの運転手が歌が上手なのです。ホーミーという、一人で高音と低音を同時に出す歌い方で、料理番のお姉さんと2人で歌を聞かせてくれます。何とも哀愁に満ちた音色を出す2弦の馬頭琴を奏でながら歌っているのをキャンプファイヤーを囲みながら聞きます。心に染み入りロマンチックで涙が出るほど感動しました。
とにかくお手洗いなどない生活で大自然の中で用足しをするのですが、段々慣れてくると、狭い便所で用足しするのが気持ち悪い感じになってきます。もちろんシャワーなどない生活なので、川があるとそこで体を洗ったりしていました。
旅の思い出は素晴らしい景色に惚れ惚れさせられますが、帰ってから思い出されるのは 辛かったり 苦労した思い出のほうがより印象的に残っています。却って楽しい思い出になるのです。