『ぐりとぐら』と、父の想い出

フランス語学科でよかった

 ですから、私が最初に接した外国語はフランス語ということになります。私がフランス語学科に進んだわけは、このPouf et Noiraud があったから・・・と言えれば、本当に素敵なストーリーなのですが・・・。実際は、フランス語が堪能だった叔母(父の妹、聖心のシスター)の勧めもあり「受かっちゃったから」入学した、というのが真相です(笑)。山脇百合子さんがフラ語の先輩であることも今まで存じませんでした!(しょうもない後輩です)。

 ともかく、天国の父は自分が翻訳した絵本が、今になってこんな風に話題に取り上げてもらえることを喜んで、友人だったロベルジュ先生と叔母と三人で、ワインで乾杯していることでしょう。

 特別強い動機もなく入学したフランス語学科でしたが、入学して本当に良かった! と思うのは、生涯のかけがえのない友人ができたことです。ロベルジュ先生には “ petits pandas” と呼ばれる学年でした(ロベは、各学年に動物の名前を付けていました、なぜ私たちが pandas かは分からずじまい。ちょうど上野動物園にカンカンとランランがいて人気者だったから?でしょうか)。3年生の夏にロベ旅行でヨーロッパを2カ月放浪し、忘れられない思い出がいっぱいあります。昨年5月には、アイルランドにいる田中幸子さんを訪ねて、4人で復活ロベ旅行をしました。これからも「楽しくなかよく元気よく」を合言葉に!

4人の絆,お魚 made in Ireland 
フランス語学科1976年入学当時からの友人たちと、2023年11月。
旦まゆみさん(左)、日比谷潤子さん(右)、田中幸子さん(後ろ)。

上智大学フランス語学科同窓会 会報43号(2024年2月25日発行)掲載 
ルーツをたどる 特別拡大版 絵本作家 山脇(大村)百合子さんの仕事

わたしと山脇(大村)さんの作品 épisode ②  に加筆。

※掲載内容は発行当時の情報です。
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